ポコモン中立進化説

徒然なるままに

ポンと呼ばれる種群の分類整理

近年、Twitter上で「ポン」と呼称される、またはポンの一種と思われる生物種が多数確認されている。研究者によって見解は異なる場合が多く、分類は困難を極めている。本研究は、今一度ポンの類縁関係を整理することで、ポングループの系統樹作成に寄与できるものと考えている。

1.ダイナックスチンポ(Pon chinchinpobig Ganpoke, 2017)
Pon属の基準種。かつて「ダイマックスチンポ」と呼ばれていたが、誤植であることが判明した(Raizin, 2019)。局所分布をするが、ペプシ季には多くの地域でみることができる。特徴的なテリトリー主張の習性から、ポンの代表種なのは明白である。

2.ガバァナ(Pon orehapon Ipu, 2019)
古くから知られるポンだが、記載年は比較的最近である。生態はかつて謎に包まれていたが、ダイナックスチンポよりも好奇心が強いことが判明した。そのため、人に慣れされることができると考えられており、ポン属では長期飼育できる可能性がもっとも高いといわれている。

3.荻生徂徠(Pon ogyuogyuogyu Inaba, 2018)
記載から1年ほどは幻のポンだったが、近年生息域を拡大しているポンで、一部地域では侵略的外来生物として駆除を検討している。

4.Pon*fam(Pon pondering Kuji, 1996)
記載年は古いが、ポン属に編入されたのは最近である。広域分布種。

5.ポン(Pon darkraichu Kuji, 2015)
和名はポンだが、Pon*famとともに近年編入されたためややこしい。こちらも広域分布種だがPon*famとはやや生息域が異なる。本種は多くの生物の捕食対象として重要である。

6.ぴーす(Pon wavepeace Taniguchi, 2014)
ポンとされていたことが多いが、筆者はアスタチン属であると考えている(Asutatin wavepeace)。絵という高度なコミュニケーションを用いる為、多くの研究者がAsutatin属であることを否定しているが、近年Asutatin属も絵を用いることが明らかになった。

以上6種がPon属に含まれる、所謂ポンである。形態的特徴から、1,2,3が単系統のポン(真Pon亜属)、4,5が側系統のポン(Pseudopon亜属)に含まれると筆者は考えている。なお、6はAsutatinと考えているため除外した。今後は遺伝子解析も行い、ポンの類縁関係をより深く探っていきたい。


追記:近縁種について

1.ぼん(Bonberman kujiensis Kimura, 1998)
Bonberman属は形態的特徴がポンによく似るが、多くの研究者はポンではないと考えている。遺伝子解析により、姉妹群であることが判明している。本種は夜行性である。

2.ホン(Kimurano owarii Joetsu, 1998)
かつて Pon asukae Kimura, 2017 とされていたが本種のシノニムであることがわかった。食性は極めて偏食で、積極的にポンPon darkraichuを捕食する。

3.パン(Softbread suzukese Ganpoke, 2016)
和名は似ているがポンとの類縁関係はない。代謝が非常に良いにもかかわらず長寿なため、老化防止の分野で研究が進められている。

4.ソルフ(Solfpoke multiorum Myu, 2015)
形態的特徴からかつてポンの姉妹群と考えられていたが、他人の空似であることが判明した。分裂によって殖えることができるが、それによって殖えた子供は生殖能力をもたないので、この分裂の意味を研究対象とする研究者は多いが、まったく明らかになっていない。